活動報告
2006年7月
織田裕二アフリカスペシャル/ロケハン:タンザニア&ルワンダ
2004年のテーマが象だったので今回は、チンパンジーとゴリラという類人猿だ。
チンパンジーのロケ地は、タンザニアの西の果て、タンガニーカ湖に面したゴンベの森というところ。マウンテンゴリラのほうは、ルワンダとコンゴの国境に聳える4000米級のヴィルンガ火山群だ。
ロケハンなので、サッカーの”弾丸ツアー”にも匹敵する?強行軍だ。初夏混雑のため、エミレーツ航空の席が取れなかったので、BAでロンドン経由となった。タンザニアのダルエスサラームに着いて直ぐに国内線に乗り換え、タンガニーカ湖畔の町、キゴマまで行った。東京〜ロンドン(12時間)ロンドン〜ダール(9時間40分)ダール〜キゴマ(3時間)。キゴマに着いた時はくたくただった。きついマラリアで有名なキゴマのオンボロロッジで一泊、夜中、キンチョウ蚊取り線香をガンガン焚く。
翌日、ボートで湖を約3時間、ゴンベに到着。ロッジに2泊、チンパンジーの撮影関連調査。山歩きで汗をかいた後は、スッポンポンで湖で泳ぐ、透明度は抜群。その後、タンガニーカ湖に沈んで行く夕日を見ながらのビールは最高だ!!。夜、星は落ちてくるのではないかと感じるくらい凄い数だ。
同じルートを戻り、ケニヤのナイロビ経由で、ルワンダのキガリに入った。翌日、直ぐにゴリラの山に向けて車で出発、麓のベースまでは意外と近く3時間もあれば着く。ただし標高が高いので寒い。フリース、セーターは必携。翌早朝、グループ13という比較的近場のゴリラの群れを探訪(他にも数個の群れがあって、当日の朝、どの群れを見に行くのか選べる)。二人のレンジャーが同行、幸運にも、1時間半ほどの山歩きで群れに遭遇、赤ちゃんゴリラの可愛さに感動、しかしさらにインパクトがあったのが、シルバーバック・ゴリラ(雄で群れのリーダー)の雄姿だ。筋肉で盛り上がった腕と肩、その迫力に圧倒された。一度は必見だ。帰国当日の朝、連れのプロジューサーWMの希望で、94年、ルワンダ虐殺のあった教会を訪問、当時のままの状景に圧倒された。